AppleMusicファミリープランを利用しつつ1台のMacにある独自音楽を共有する方法

Apple Musicのファミリープランを利用するようになって、家族ごとに音楽データとプレイリストを管理できるようになったのは素晴らしいことなのですが、私のMacのiTunse上にしかない音源(英語学習本についてるCDの音源など)は家族が自分のiPhoneに同期することが出来なくなってしまいました。(一台のMacでも家族それぞれのアカウントでログインし、共有化したiTunesのライブラリを使用するやり方があるようですが、音楽の同期のためだけにログインしてユーザー切り替えるのは面倒。)

何か方法はないものか調べてみるとMacからiPhoneにファイルを直接転送出来るソフト「iMazing」というものがあった。早速試してみたらあっけなく解決した。やり方は簡単。iPhoneをMacに接続して、iMazingから曲を選択してデバイスに転送するだけ。これでiTunesにしかない独自の音源もiPhoneに転送可能になりました。iOS9だと曲がうまく転送できない場合があり、その場合はApple MusicとiCloudミュージックライブラリを一時的にオフにして転送すればOK。転送が終わったら設定を戻すだけ。EZ!

iTunes消えない☆のミステリー

長いことiTunesを使用していて今まで気がつかなかった・・・。

私はお気に入りの曲に5つの★マークをつけて、自動的にスマートプレイリストに表示されるようにしているのですが、ある時iTunesで曲を管理していたら一部の曲がグレーの☆になっていて、これが変更しようにも消えないのです。はて、どうしたものか。

rate01

いつどうやってグレーの☆がついたのか見当もつかない。しかもレーティグを変更しても元に戻っている!これは困った。不気味だなぁと思ってネットで検索してみると・・・。

なんとこれiTunesが自動的にアルバムにレーティグをしてくれる機能だったそうな。こんな意味不明な便利な機能があるなんて知ってました?

ちなみにネットでは同様の質問をしている人が結構いらしゃいました(笑)というわけで、この勝手についてしまうアルバムレートとやらを消去する方法を見つけました。

rate02

まずはマイミュージックで曲をアルバム表示にします。そして右クリックをすると、通常のレートの下にアルバムのレートという項目があります。これです、これがグレーの☆の正体です!

rate03

このアルバムレートを操作して「なし」にすればOKです。レーティングのグレーの☆は無事に消えました。rate04

こんな機能があることすら知らなかったのですが、せめてアルバムレートの仕組みの説明やオン・オフの機能ぐらい用意して欲しいと思いました。これは改善希望ですぞアップルさん。

iTunesのミニプレーヤー切り替えがわかりづらい

iTunesがバージョン12になり、ミニプレーヤーとフルウインドウの切り替えが変更になって、かなり使いづらくなったと、周りでも評判が悪かったのですが、よくよく調べてみると、以前と同じように操作出来ることがわかったのでメモ。

ミニプレーヤーに切り替える

まず、iTunesをフルウインドウからミニプレーヤーに切り替える方法ですが、曲名が表示される領域にマウスオーバーすると、左上に最小化出来るよアイコンが表示されます。これをクリックすると、ミニプレーヤーに切り替えることが出来ます。これって、マウスオーバーしなければ気がつかないよね!?

itunes01

フルウインドウに切り替える

そして、ミニプレーヤーからフルウインドウに戻す方法ですが、ミニプレーヤーの左上、×のボタンをクリックすると、フルウインドウに戻ります。これって、閉じるだと思ってた!わかりづらいというか、UIの統一性がないというか・・・。これ考えた人は元に戻してくださいm(_ _)m
itunes02

iOS 8のファミリー共有がすごい便利

ファミリー共有で家族のコンテンツ共有が便利に!

私がiOS 8で期待していた機能の一つが「ファミリー共有」です。iTunes StoreやApp Storeのアカウントを共有しないでも、家族のApple IDを管理者(オーガナイザー)となるApple IDにファミリーとして登録することで、コンテンツを共有できるようになります。もちろん、支払いはオーガナイザーのクレジットカードに一本化出来ます。これにより、クレジットカードを持たない家族の、iCloudストレージの追加容量の購入や、購読などにも対応できるので便利です。

lockup_large

子供のアプリ利用は計画的に!

未成年の家族がアプリを購入する場合は、オーガナイザーに購入の可否を申請して、承認をとらなければ、たとえ無料アプリでもダウンロードは出来ません。

request_large

今まで、機能制限でかけていたインストールの制限も必要なくなるので、管理もラクになります。しかし、オーガナイザーが共有しているアプリについては、自由にインストール出来てしまうので、子供に自由にインストールされたくないアプリがある場合、オーガナイザーは購入したアプリを非表示にして、ダウンロードさせないようにすることができます。ちなみに、「承認と購入のリクエスト」は奥様にも権限を与えることがが出来ます!

家族でカレンダーや写真共有もラクラク!

ファミリー共有では家族間でカレンダーや、写真アルバムも共有できるようになります。もちろん、今までも共有することは可能でしたが、Apple IDの登録という簡単な作業で利用出来るのはありがたいですね。(今までのカレンダーの予定は書き出して取り込み直しましたが・・・)

organized_large

家族の居場所もひと目で分かる!

家族の位置情報共有が地味に便利です。わが家では、子どもたちにもiPhoneを持たせているのですが、部活で遠征に行った時や、学校行事や打ち上げで遅くなることもしばしば。子供達はこまめに連絡をくれるので安心しているのですが、やっぱり親としては心配です。今、どこまで帰ってきたかなと思ったら、この位置情報共有でわかるので、迎えの支度をしたり、夕飯なんかも準備出来て便利です。

map_iphone_large

もちろん・・・私も共有していますよ!?夜遊びし過ぎないようになるし、酔っ払って寝過ごすことも無くなりそうだし、一石二鳥です。(話変わりますが、Googleアプリで位置情報のリマインダーを登録し、通勤で利用する駅でアラーム鳴らすと便利です!)

改善を希望するところ

Appleクラウド製品に多くを望むなかれ、なのかもしれませんが!

  1. 共有コンテンツを個別に非表示にしなくても、一括で共有権の設定ボタンがほしい。もしくは共有コンテンツでもダウンロードの承認が出来るように。
  2. 共有する家族アルバムやカレンダーのタイトルが、勝手に「Family」となる。カレンダーの方はリネームが可能なので、アルバムが出来ないので対応してほしい。
  3. iTunes Matchが家族間では共有出来ません。(楽曲やプレイリストなどは今まで通り利用出来ますのでご安心を。)もし、どうしてもiTunes Matchを家族で利用した場合は、iTunesのアカウントを共有する他なさそうです。ここは改善してほしいところ。

iTunes Radioは音楽の福音になるか?

devices

iTunes Radioは今秋スタート

来ましたねぇiTunes Radio。今秋アメリカでローンチ予定ですので、日本での展開は早くても来年以降だと思われます。ちょっと先の話でトーンダウンしている方も多いかと多いと思いますが、iTunes Radioの概要を簡単に紹介。

無料のインターネットラジオ・サービス

基本的に音楽が無料聞き放題のサービスです。無料サービスは音声広告が入りますが、iTunes Matchの利用者(24.99ドル/年)の利用者は広告が表示されなくなります。利用できる環境はiPhone, iPad, iPod touch, Mac, PC, Apple TVとなっています。

buy

ステーションで自分好みの曲を再生

インターネットラジオを利用するには「ステーション」を作成します。ステーションの作成はお気に入りのアーティスト名や曲を選ぶだけ。または既存の200種類ものジャンルのステーションを再生するだけ。再生中の曲はワンタップで購入可能。

ステーションの履歴はiCloudを利用して保存されます。また運転中や仕事中で手がふさがっているときは、siriに語りかけると対話しながらステーションの再生や選曲をしてくれるそうです。

Siriに「この曲のアーティストは誰?」とか、「これと似た曲をもっとかけて」とか話しかけると、Siriがその通りにしてくれます。「ジャズのラジオをかけて」と言ったり、すでにあるお気に入りのステーションやジャンルの中から何かかけてくれるように頼むこともできます。

ステーションは再生されたストリーミングの履歴だけでなく、iTunesのライブラリなども参照されるそうなので、Pandora Radioより、いっそうリスナーの好みに合わせた選曲になるのではないかと思われます。

siri

iTunes Radioは音楽業界にとってどうなのか?

iTunes Radioは音楽の福音になるか?答えは「Yes」だと思います。現在の国内外のセールスプロモーションを見ても、人気のあるアーティストや新人を中心としているのは間違いのない事実。これは仕方がないことだと思いますが、「2:8の法則」(2割の商品が8割の売上を上げている)な状況。在庫の問題があるリアルストアのレコード店ならいざ知らず、ネット配信が普及しはじめた現在、ロングテイル効果を狙っていくことも重要なのではないでしょうか。そこにはリスナーと音楽とのマッチング環境が不可欠ですよね。

リスナーにとっても今までにない音楽へのエンゲージメントが芽生えていきます。iTunes Radioによって、自分のお気に入りをチョイスするだけで、新しい「音楽との出会い」が始まるわけで、今まで聞いたこともない曲が次から次へと再生されるなんて、とても楽しいことだと思います!

そんなわけで、期待が高まっているのですが、日本でのサービスインはいつかな・・・。

iRadioで始まる新しい音楽体験!?

Appleが「iRadio」という音楽サービスのローンチに向けて、3大レーベルと契約を締結させるなど着々と準備が進んでいるようです。しかし、この「iRadio」って何?という人も多いかと思いますので簡単にご説明します。

iRadioとは

iRadioと競合するサービスとして「Pandra Radio」というのがあります。ざっくり言うと、音楽をレコメンデーションするサービスで、ユーザーの好きなアーティスト、アルバムから判別して最適な楽曲を再生してくれます。ユーザーは再生されたトラックをサムズアップ(いいね!)とサムズダウン(いくない!)することで、好みにあわせてプレイリストはチューニングされていきます。

このPandra Radioはアメリカ、ニュージランド、オーストラリアで展開し(日本ではサービスが利用できない)ブラウザのほか、スマートフォン用にアプリも用意されていて、ユーザー数は5500万人にものぼるといわれています。

音楽の新しい体験を

というわけで、AppleはこのPandra Radioと直接競合するサービスを開始すると言われているのですが(まだ正式な発表もないので、どうなるかはわかりません)「Spotify」や「music unlimited」のような単純な音楽のオンデマンドサービスにしなかったのは、AppleとしてはiTunesがあるので、よりユーザーのエンゲージメントを高める方向性に舵をきったのでしょう。音楽への興味関心を広げていって、最終的には楽曲購入や広告へアプローチさせたいのだと思います。iTunesと連動したレコメンデーションがPandraとの差別化の部分です。

自分の好きなテイストの音楽が、ラジオのように流しっぱなしで聞ける。iRadioにより、音楽をより身近に感じてもらうことが出来そうですね!

日本でのサービスは・・・

しかし、とても素晴らしいサービスのように思いますが、日本ではまだMusic Matchすら始まっていないというありさまですので、iRadioが開始されても、アメリカと同時期にサービスインするのは難しいかもしれませんね。

iTunes 11.0.3アップデート

ミニプレイヤーがちょっとだけリニューアル!

ミニプレイヤーにプログレスバーがついた他、アルバムアートワークのサムネイルをクリックで拡大して表示できるようになりました。その他、表示の改善や、複数ディスクのアルバムを一つにまとめて表示するなど。細かい部分の改善がメインのアップデートです。

新しいiTunesはデザインもワイド画面に対応してかっこ良いけど、ライブラリが左端、デバイスが右上端にあったりしてマウスの移動量が多すぎ。ユーザービリティは改善の余地がありそう。

itunes1103

iTunesのアプリダウンロードがついに500億達成

プロモ当選者には10,000ドルのiTuneseカードが!

到達時間は日本時間で5:30〜6:00頃だと思われますが詳細は不明。(途中まで見ていたけどgoogle IOのニュース読んでたら終わってました)1等の当選者には10,000ドル分のiTunesクレジットカードが贈られるそうです。ちなみに追加当選者には500ドルと書いてありますのでチャンスはあるかも。当選者の発表はプロモ終了後10日以内だそうですのでお楽しみに!

500billion

Appleが日本電子書籍市場に参入!

ibooksstore04

ついにAppleが日本電子書籍市場に参入!

Appleが日本電子書籍市場に参入のニュース。というか、すでに3月5日夜よりiBooksのストアで講談社、角川書店、集英社などの日本語書籍の販売が開始された模様。まだ正式なアナウンスないようですが、コミックや、ライトノベルなどが購入可能となっています。

画面キャプチャ

特に特筆する部分はありませんが、コミックもモノクロ版とカラー版が用意されているようです。Kindleストアや他の電子書籍販売と値段の設定は同じ模様。

ibooksstore01
価格設定は他の電子書籍販売と同じ。
ibooksstore03
サンプル版をダウンロードしてみました。見開きでも表示できます。

強豪するサービスにかなり先行されてしまって、インパクトはかなり弱く感じるAppleの電子書籍参入ですが、出版関係者曰く、AppleはiTunesのアカウントを多数保有しているため、少なくとも一割程度のシェアは獲得するだろうとのこと。

Appleが日本のマーケットに関してはいまいち本気ではないので、過度な期待は出来ないですが、いっそうの日本語書籍の充実と、プロモーションを期待したいところですよね。

iTunes11を2日間使用してみた

iTunes11を2日間使ってみて感じたことを書いてみます。

デザインを刷新したiTunes

iTunes11ではサイドバーがなくなって、操作部が上部のメニューに集約され、デザインもシンプルになって、全体的に洗練された印象になった。しかし、使い慣れたサイドバーが無くなって困ってる人も多そう。以前のインターフェイスが良かった!という人はメニューの「表示」より従来型のサイドバー付きに戻すことも出来るのでご安心を。

ミュージック・ムービー・Podcast・ブック・Appなどの切り替えは左上のメニューより。
iPhoneなどのデバイスはライブラリを表示にしたときに右上に表示されます。(複数台の場合はリスト化される)
今回、気に入っているのはミュージックのアルバム表示。開いているアルバムにはアートワークのベースカラーが適用されるんですよ。

使い勝手が大幅に改善

じつはミュージックプレイヤーとしての機能はいまいちだったiTunes。これから再生される曲のキューや、再生履歴のリストアップなど他のプレイヤーには昔からある機能。その他、検索機能も改良され、検索結果よりコンテクストメニューが表示され、コンテクストメニューよりレーティングや再生キューへの追加などが行えるようになり、使い勝手はかなり改善されたと言えます。

再生キューの参照は「次はこちら」より。このリストにある曲はドラッグ・アンド・ドロップで入れ替えが可能。さらにマウスオーバーした右端の矢印よりコンテクストメニューが。
再生した曲の履歴「前に再生した項目」は時計のマークをクリックして表示可能。実はこの機能が一番欲しかった。

ミニプレーヤーも全面改良!

ミニプレーヤーのインターフェイスもシンプルでスマートな印象に。ミニプレーヤー状態からも再生キューや再生履歴のリストを参照したり、検索ができるようになりました。

アートワークのサムネイルの隣の矢印より、レーティングやアルバム、アーティストのソート、iTunes Storeへの移動が可能に。

 

iCloudとの連携はかなり便利

iCloudとの連携もしっかり強化されています。例えばiTunesで観ていた映画の再生位置をiCloudで共有してiPadなどで続きをみることが出来るレジューム機能や、iTunesの映画の予告プレビューを見た履歴にすばやくアクセスする機能、iTunesで購入した曲をデバイスに自動ダウンロードしなくても、ストリーミングで再生する機能などなど。

感想と改善の希望

UIも洗練されてシンプルになったのは良いことだけど、pingもなくなったし、やや寂しい感じ。ソーシャルとのもう少し踏み込んだ連携や、アプリによるカスタマイズなどが実現できると、もっと楽しいと思うんだけど。iTunesを音楽だけでなく、メディアプラットフォームとして考えているから難しいよね。

そして、まだリニューアルされたばかりなので、機能改善してほしい部分がいくつかあります。例えば、プレイリストの表示をカスタマイズ出来るけど、これをひとつのプレイリストではなく、一括で全部に反映させたい。また、表示オプションの列の幅ですが、全ての列を自動調整してもウインドウの幅に合わせて調整されず、全部がきちんと表示されない。この設定も一括で反映させたいし、簡単にデフォルトに戻すことが出来るようして欲しいかも。それからプレイリストではなく、スマートプレイリストからも「次はこちら」に追加出来るようにしてほしい。

色々と要望ばかり書いてしまいましたが、全体としての印象は★★★★で大変満足しています。これでTunes Matchが追加されたらさらに素晴らしくなりますね。楽しみ!