剣客商売 – 池波正太郎

言わずと知れた池波正太郎の代表作。剣の道に生きる秋山親子を中心に、江戸の世で巻き起きる様々な事件や出来事を描いた痛快な時代小説。10年ほど前に放映された藤田まことさん主演のTVドラマの印象が色濃く残っています。原作は何冊か読んだことある程度なので、改めてじっくりと読んでみようと思います。勿論、剣客の物語も面白いのですが、池波作品は庶民の生活の話や食事の描写がとても良いですね。今年の秋の夜長は「剣客商売」で決まりです。

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男の作法 – 池波正太郎

鮨屋へ行ったときはシャリだなんて言わないで普通に「ゴハン」と言えばいいんですよ。

なんて感じで、池波正太郎が独特の語り口でズバリと男の行き方を説くのがこの本。ちょっとでもカッコ悪いことは容赦なく叱りつけてくれますよ。男の作法?なんだか古くさい・・・なんて言わずに一度読んで欲しいかも。「男の作法」って大事なんです。人前で気をつけるべきは何も礼儀作法、テーブルマナーだけじゃない。話し方、心遣い、立ち振る舞いといろいろとあるわけで。そして、この本に書いてあることを薀蓄をひけらかすように実行しちゃダメ。あくまでも、さりげなく、それが男の作法。そういう美学を持っている男はかっこいいと思う。

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