Takeo Paper Show2010

太古の時代に生み出されてこのかた、
紙は、常に人間の傍にありました。
とくに、私たち日本人は、紙という一見脆く繊細な素材から、
正しさや、礼節など、さまざまなことを学び、受け取ってきた民族です。
紙とは何か。紙は人間に何を与え、紙から何を受け取ってきたか。
紙を使う社会には、どんな未来があるのか。

昨日は竹尾のペーパーショウ2010に行ってきました。タイトルの「感じるペーパーショウ」という言葉のとおり紙を体験(体感)するインタレーションな展示でした。

伝達、記録としての紙からの解脱ということなのか。実験的な空間は新鮮で面白かった。自分も印刷・加工という視点でしか見てなかったからなぁ。

 

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Ryuichi OGINO

仕事の合間に渋谷CLEAR EDITION GALLERYにて開催されている荻野 竜一さんの個展「Idealistically Hypocritical 4 」に行きました。

“Out of the Context Mash-up”をテーマに様々なコンテクストをマッシュアップ。ギャラリーはドローイング、立体像系、平面構成、映像といった作品が並ぶインスタレーション。

自分はその中でも女性のドローイング作品が好き。荻野さんの描く女性はアニメ風味な線画だけど、表情がピュアでとてもファッショナブルな印象の作品。海外ではコケティッシュかつアブノーマルなものがうけているのでそれに対するアンチテーゼなのだとか。

個展では荻野さんにもお会いして最近の活動などについていろいろお話することができて嬉しかったです。ミーハーな自分は一緒に写真も撮ってもらいました。

そして個展ではドローイング作品2点を購入
どうやって飾ろうか今からワクワクしてます。

Ryuichi OGINO solo exhibition “Idealistically Hypocritical 4” presented by : CLEAR EDITION & GALLERY

2010.3. 6 SAT – 2010. 3. 20 SAT
11:00 – 19:00 ( Closed on MON )
Opening Reception : 2010.3.6 SAT 18:00 – 20:00
Artist talk : 2010.3.6 SAT 17:00 – 18:00

CLEAR EDITION GALLERY
〒152-0002 東京都渋谷区渋谷4-2-5

Ryuichi OGINO

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モノ作り

先日、とあるトレードショーにてSyuRoのブースに立ち寄って、宇南山加子さんにいろいろとお話を伺った。慌ただしい会場なので立ち話程度でしたが、自分の中のモノづくりの気持ちを刺激させられた貴重なひとときでした。何より自分が気になっていたモノを間近に見られたので嬉しいです。

日本はとてもモノに溢れているけど、どうしても本当に欲しいと思わせるプロダクトが見当たらない。自分はそんなにすごいギミックや高級な素材も興味なくて、ちょっとしたアイデアや作り手の想いが詰め込まれたモノに心惹かれます。よく雑貨ショップやインテリアショップを見て回っては、そんなピカリと光る宝石たちを探すのが楽しみです。

モノ作りの過程を想像して「こういうところで苦労したんだろうな」とか「こういう魅せ方は上手だな」とか勝手に舞台裏を覗いて、作り手の苦労を感じるとそれだけで嬉しくなってしまいます。もちろん想像なので実際がどうかはわからないのですが、今回のように直接苦労話を聞かせていただくと感動しまくるのであります。今度はお店でお話を聞きながら、じっくりとモノを眺めさせていただこいうと思います。

さて、モノ作りってなんでもゼロから作るのが当たり前と思ってしまいますが、使われていたモノをリユースする考え方もあります。モノに息吹を与える達人として尊敬するのはD&DEPARTMENTのナガオカさんです。使命を終えたモノたちに新しい人生を与える。誰が使っていたのかな?どこで使われていたのかな?なんて想像するだけでも楽しいですよね。これはアイデアよるところが大きいのでありますが、やはりストーリーというか送り手のメッセージも必要なんだなぁと思います。

やりたいことをカタチにすること。単純なことだけどとても難しいことなんです。アーティストの作品と違って商業的なモノ作りにはコスト、流通、プロモーションなどお金の話もつきまといます。でも、しっかりとしたコンセプトであれば、その価値を受け止めてくれる人は必ずいるわけですから、それを信じて突き進むしかないのです。モノ作りで大切なことは「こだわりをあきらめないこと」なのかなぁ〜と、なんとなく思う今日この頃であります。

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銀ブラ(田中一光ポスター展etc)

本日は仕事のリサーチで銀座へ。セレクトショップ、文具店、インテリアショップ、アップルストア(これ趣味だね)関係を定点観測的にまわる。

その足でGGGで「DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展II–田中一光ポスター1953-1979」を見る。田中一光さんの初期〜中期(50年代から70年代)というとてもエネルギッシュな作品が150点も展示されているので絶対に見るべきだと思います!!初期のモダンな作風から西武劇場のポスターの写真やイラストを使用した作品など、時代の潮流のなかで常にチャレンジ精神をもって大胆にデザインに取り組みつつ、根幹の部分には日本様式の趣を大事とし、商業デザイナーとしてだけでなく社会との関わりを常に意識して取り組まれてきた姿が作品から伝わってきて深く感動しました。

そして、帰りがけに昨年末にオープンしたばかりのAbercrombie & Fitchへ行ってみました。昔、NYのお店に行ったことがありますが薄暗い店内に音楽が大音量で流れ、上半身裸な外人の店員が踊るなど雰囲気は全く同じでした。そして店内はやはり香水の匂いがプンプンです。なんたって商品に香水を吹き付けてますからねー。長時間いると頭が痛くなること間違いないのでご注意ください。

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変わる価値―変わりつつある価値

昨年、GGGにインスタレーション展を見に行いったのですが展示内容が少々物足りなかったので著書を購入、正月にゆっくりと読みました。

著名なデザイナーとの対談をベースにした内容ですが、印刷現場を幼少の頃から見てきた北川さんの体験談から紡がれるデザイン思想はユニークですが共感出来ることが多かったです。ネガティブでもポジティブでもなく、つねに自分を客観的に見続けることができる精神力。コンマ何ミリという精度を求められる現場を知っているからこそ出来るゆるい表現。「デザインとは努力だ」と言う北川さんの言葉がよくわかった一冊でした。

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09 TDC展

GGGで「09 TDC展」を見て来ました。東京タイプディレクターズクラブが主催する国際的なコンペティション「東京TDC賞」の受賞作品9作品とノミネート作品、優秀作品などが展示されています。

グランプリは中村勇吾さんの作品。大型のタペストリーに表示されるFlashの作品は緻密でロジカルです。佐藤可士和さんのHPで使用されているコンポジションな作品が印象的でした。

あと、前から気になっていた渡邉良重さんの色彩が素晴らしいイラストのSOPHIEカレンダーが見れたので良かったです。幻想的で海外の絵本のようなシュールな作品。自分にはこういう感性は真似出来ないとつくづく思うのでした。

見終わって思ったのは、自分の感性の領域を、アイデアの引き出しをもっといっぱい持たなくてはいけないなということです。ディレクションをする人間は俯瞰したニュートラルな視点をもちつつ、表現を最大限引き出すブースターにならなければいけないですし。なかば強迫観念的になってしまっているのですが、知見を広げることは良いことだと思うのでさまざまな作品を意識的に見て、自分なりに考察するように心がけています。

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Helvetica forever: Story of a Typeface ヘルベチカ展

ギリギリですが、銀座グラフィックギャラリーで「Helvetica forever: Story of a Typeface ヘルベチカ展」を見て来ました。ミーディンガーとホフマンの書体制作に関するやりとりが残された貴重な手書きメモや、永井一正、田中一光の有名なポスターなども展示されていて面白かったです。

余談ですが自分が好きな書体で「Frutiger」というのがあります。ミーディンガーと同じスイス人アドリアン・フルティガーの作品。もともと他言語な国のスイスではフォントへの拘りも強いのでしょうね。

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