流星ワゴン読んだ

重松清原作「流星ワゴン」を読了しました。現在、TBSで西島秀俊、香川照之、井川遥、吉岡秀隆ら豪華キャストでドラマを放映中です。最近出演作で共演することが多い西島さんと香川さん。今度は敵でも味方でもなく、親子の役を演じているというのも面白いですよね。

少しネタバレあり

息子や妻の前では良い父親だったはずなのに実際は何も分かっていなくて家庭はボロボロ。しかも自分は会社でリストラにあってしまうが家族には打ち明けられず、もう死んでしまっても良いかなと自暴自棄になった主人公の目の前に突如現れたのは5年前に交通事故で亡くなったはずの橋本親子。そして、主人公と同い歳の頃の父親。二人のワゴン車に乗せされ人生で一番幸せだったときへ戻ることで、幸せの裏側に潜むさまざまな心の闇に気づかされる。

ストーリーだけ読むと、暗く重たい内容なんですが、事故で悲惨な死に方をしたにもかかわらず、どこかとぼけた橋本親子や、子供の頃は距離感があったのに、いまは朋輩だからと主人公を叱りとばす父親らが水先案内人となって物語にぐいぐいと引き込まれてしまいます。人生ではあのときこうしていれば!?と反省することばかりです。後悔する生き方はしていないと常に自分に言い聞かせてはいるけど実際は迷ったり悩んだりの連続。もしも運命の分岐点に遡ることが出来たらどういう行動をとるでしょうね?

物語の中でも時空物の代名詞たるタイムパラドックスが働き、過去は修正出来なかったのですが、頑張れば未来は創れるということなんですね。家族を、そして自分自身を信じ続けることが何よりも大切な事なんだという話でした。とても面白かったです。

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