「エンダーのゲーム」を観ました!

本日は一人留守番だったので、Apple TVで映画鑑賞。オースン・スコット・カードの不朽の名作を映画化した「エンダーのゲーム」を見ました。

以下ネタバレあり!

あらすじ

近未来の話。昆虫型異星人の地球侵略戦争に辛くも勝利した人類。それから50年が経ち、人々に平穏な暮らしが訪れていたが、外宇宙にある異星人の母星では、かつての数十倍規模にまで異星人が数を増やしていることがわかる。人類は再び侵略に脅かされるのか?

そこで、国際艦隊は先制攻撃によって侵略を未然に防ごうと策略。その鍵となるのが選ばれし子どもたちの存在であった。彼らの卓越した能力により、艦隊で攻め込み、異星人の母星で最終決戦を行おうという作戦だ。

戦争を終わらせる。ただそのためだけに、訓練を受ける子どもたち。主人公のエンダー少年は3人兄弟の末っ子で、優秀な兄と姉の能力をそれぞれ受け継いでいる。艦隊少佐はエンダー少年こそが人類の希望を託すべき存在と刮目し、エンダー少年を訓練生として大気圏上空にある訓練施設へ送るのであった。

一人達観した判断力のエンダー少年に、周囲も距離を置いていたが、実力を認められ、次第に仲間が増えていく。テストで好成績をおさめ、将校へと昇進。チームを率いるまでになるのだが、別のチームのリーダーにライバル視され、シャワー室で一対一の対決を挑まれる。冷静な状況判断で打ち破るのだが、相手は倒れたときに頭部をぶつけて地球に送還されることになってしまった。

傷つけた相手のことを心配し、動揺するエンダー少年。姉に会いたい気持ちから除隊を希望するものの、艦隊少佐に翻意され、一時的に地球へ戻る。帰還して姉に悩む気持ちを打ち明ける。姉の説得も有り、人類のために戦うことを決意する。

宇宙へ戻る途中、艦隊少佐に、行き先は訓練施設ではなく、最前線の基地で、艦隊の指揮官候補として最終訓練へと向かうことを告げられる。異星人の正体もわからぬまま不安を隠せないエンダー少年。夢で見た異星人らしき姿。彼らの目的は?戦争は不可避なのか?

そして、最前線基地でエンダー少年の目の前に現れた謎の人物の正体とは・・・!?

というわけで、ほとんどのストーリーを書いてしまったけど(汗)面白かったです!

この作品は、自我が芽生え、思春期真っ盛りなエンダー少年と、それを利用しようとする大人達を対照的に最後まで淡々と描いているせいか、登場人物に感情移入しにくいかもしれません。でも、作品のメッセージを伝えるには、どちらかに寄り過ぎないほうが良いのかなと思った。

映画とは話題が離れますが、何時の時代も、人間は不安に駆られることで、排外的になってしまいます。今も世界の何処かで宗教や、国境を発端にした紛争が起きていますが、相手を完全に打ち負かすことが解決策なのでしょうか?力で終わらせることが、本当の終わりではないと思います。清濁併せ呑み、お互いに理解し合うことが出来ないか、切に希望します。エンダー少年の「勝ち方が重要なんだ」という言葉も色んな意味で深いなと。

原作小説を読んだことがある人にしてみたら、描かれていない部分も多いから、不満だったかもしれませんが、2時間という制限では仕方ないかも。ポイントは抑えられているのかと。もしかして、連続ドラマ向きだったかな?

最後に。この時代に映画化されただけあって、CGも美しいですね。ラスト近くで、少年達がモニターで艦隊を指揮するシーンなどは臨場感があって興奮します!

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