iTunes Match祭り、そのワケは・・・
なんとか、iTunes Matchのサービス利用までこぎつけました。あらためてiTunes Matchの特徴を説明しますと、基本的には音楽データをクラウドに保管しておいて、他の端末にダウンロードして利用ができるようになるロッカーサービスですが、iTunesサーバーとマッチした曲であれば、ローカルに保存されている低ビットレートの曲が、256kbpsのデータに差し替えることができるという、大きなメリットがあります。
今回、祭りの原因というか、みんなが待ち望んでいたのはこれですね。日本はiTunesのサービスローンチも遅かったし、アーティストによっては配信されていない、もしくは配信時期も遅かったりして、iPodなどにCDからリッピングして利用していた人が多いと思います。
当時、エンコーダーの性能やストレージの節約などからビットレートは低く設定されていたので、古くから利用してきた人ほど低ビットレートの曲を多く保有していることになります。しかし、最近では配信するデータや、iTunesのエンコーダも256kbpsが標準になりましたので、古い楽曲の音質が悪いという状況に憂慮していました。(数千曲のデータを再リップするの面倒ですからね)
iTunes Matchは、こういう人たちの救済処置でもあるというわけですね。また、これはただの大盤振る舞いと言うより、カジュアルコピーで(友達や家族からコピーしたり、CDレンタルなどから入手した)入手された楽曲データに対して、年額3980円(日本では)を支払うことで、著作権料が著作権者に分配される仕組みを、iTunes Radioの導入を前提にレコード会社に提案したのではないかと、私は憶測しています。
曲データを低ビットレートから256kbpsに変換
さて、そんな細かい話はさておき、私もマッチした楽曲データを、変換してみました。下のキャプチャーではマッチした曲のビットレートが128kbpsなっています。
これを削除してゴミ箱に移動させると、下のようにiCloudのマークのところがダウンロード可能になりました。そして、ビットレートも256kbpsに。しかし、これではサーバーにしかデータがありません。
この状態でダウンロードマークをクリック、もしくは右クリックでダウンロードすると、ローカルにあるデータの種類が「AACオーディオファイル」から「マッチしたAACオーディオファイル」に変更になります。128kbpsから256kbpsに変換完了です。
これです、これがやりたかったんですね!