iPadで自炊電子書籍あれこれ

iBooksのPDF表示はイマイチ

じつはiOSのiBooksではPDFの見開き表示に対応していない。しかもページめくりのエフェクトに対応していない。そのうち改善されるかもしれないけど、これはいただけないのである。

そこでiBooks以外の選択肢を探してみたけど、どうやら一番のベストは「i文庫HD」らしい。右開き、見開きPDFにも対応しているし、ページめくりのエフェクトまでついてくる。自分もiBooksがリリースされるまではよく利用してきたアプリだ。しばらくはこれでいくか・・・しかし、電子書籍ビューワを一元化したいという、シンプルに徹したいという気持ちもある。というわけでなにかやり方はないか調べて見ることにした。

そうか、Epub化してしまえばいいじゃない!

色々と調べてみたところ、Epubという電子ブックのファイル形式にしてしまえばこれらの問題が解決できるのではないかという仮説に到達。そうすればiBooksに登録した時もブックとして認識されるし、見開きでコミックも読めるし、ページめくりのエフェクトも可能になるかも!?・・・とここまでは良かったのですがPDFをEpubにするアプリ探しで一苦労。有名なアプリに「Calibre」というのがあります。メニューが日本語に対応しているし、色々設定も出来る。しかしソフトの使い方を覚えるのも時間がかかりそう。もっと、こう簡単なツールはないものか。

連番画像から簡単にEpub作成

さらに調べていると、連番画像(PDFじゃない)を用意すれば一括で作成できるスクリプトがあることがわかりました。なにそれ?便利そう。

lab.naoki.sato.name
ScanSnapから作成した連番画像ファイルを1クリック(+α)でePubに変換する -Mac編-

電書ちょこっとツールズ
画像ファイルをEPUB3/mobiにする(mkepub 1.4)

私は電書ちょこっとツールズさんのスクリプトを使用しました。まず「mkepub_1_4.zip」というファイルをダウンロードして解凍して出来た「mkepub」をアプリケーションフォルダに格納します。さらにAutomator用のGUIツール「jpeg2epub.app.zip」も用意。こちらはデスクトップとかにおいても問題ないでしょう。後はダブルクリックして連番画像の入った画像フィルダを指定するだけで完了です。

このとき、連番画像は3桁ページなら001.jpgとしたほうが良いようです。最初、1.jpgとしていたらページネーションが途中で狂ってしまいました。

作成後に出来たepubフォルダは削除してしまっても大丈夫。〇〇.epubというファイルをiTunesにドラッグ・アンド・ドロップすれば完了。すごく簡単ですね!自分はiPadで表示を確認しましたがバッチリの表示でした。

結論

すべてPDFにしてしまった後ならちょっと、アレですが、画像の連番ファイルをドラッグ・アンド・ドロップで簡単にEpub化出来るスクリプトが一番素晴らしいという結論に到達。ページめくりエフェクトも可能な電子ブックが作成できるのでオススメです。

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