寄藤文平の夏の一研究

銀座にリサーチに行ったついでにGGGで開催されている「寄藤文平の夏の一研究」を見に行って来ました!

寄藤さんと言えばJTの「大人たばこ養成講座」「マナーの気づき」など、独特のイラストレーションで有名ですが、今度の展示会では、寄藤さんのアイデアの源泉を垣間見れるとてもユニークな展示となっていました。

過去の作品の展示というありきたりの内容ではなく、今回の展示会にあわせて作られたインスタレーション的な展示物。世の中のスケールをシンプルなイラストで表現しているものが面白い。

そして、地下の展示がとても面白かった。岩波書店の「千利休―無言の前衛」という赤瀬川 原平さんの本の装丁を考えるというテーマで、黒板にチョークの手書きで書かれた装丁デザインのコンセプトワークがずらりと並んでいる。

ひとつひとつにアイデアの発想や着眼点などが書かれていて、寄藤さん独特な思考法が垣間見れる。なるほど、これが「夏の一研究」なわけだ。

そして、見終わったら中央のテーブルに置いてある作品の脇に、チョークで「正」の字で投票する。展示の内容もアイデアもとってもユニーク。

装丁デザイナーはもとより、アイデアが仕事の人は是非見てほしいなと思わせる内容でした。今月末まで!

ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第313回企画展
寄藤文平の夏の一研究
会期=2012年9月3日(月)〜9月29日(土)
開館時間=11時〜19時 ※土曜日は18時まで
休館=日曜・祝日

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