180° SOUTH観ました

いろんな意味で考えさせられる映画

この映画はフォトグラファーのジェフ・ジョンソン(じつはパタゴニアのスタッフ)が、アウトドアブランド・パタゴニアとノースフェイスの創業者二人の人生を変えた、若き日の伝説の旅を自ら追体験してみたいという思いから始まったプロジェクトの映像作品である。

しかし、純粋な冒険のドキュメンタリーかと思って見ていたのだけど、途中から、環境問題に取り組むパタゴニアの宣伝映画なのではないかと思いはじめてしまった。映像作品としては素晴らしいのだけど、コルコバド山を登山するドキュメンタリーとしても、環境問題を訴える作品としても、どちら中途半端な感じになってしまっているのが残念。

環境問題は皆が意識しなければいけない問題だし、こういった作品を通じて人々に関心をもってもらうというのは大切だと思うのですが、最終的に地域の問題は当事者たちが解決するべきだと思うのが自分のスタンスです。

さてさて、映画の感想から脱線してしまいましたが、おすすめなのは映画のサウンドトラック。アグリー・カサノヴァの音楽は最高に癒されますね。そして、ジャック・ジョンソンの曲も使われていました。なんと、監督のいとこである音楽プロデューサーのエメット・マロイはジャック・ジョンソンのマネージャーでもあるらしい!

知らないところへ行ってみたい”という強い気持ちが旅の本質ではないだろうか。目的よりも過程が重要で、困難に見舞われても多くの発見や感動をもたらしてくれる旅こそが真の冒険。40年以上も前、1968年に南を目指した2人の若いアメリカ人がいた。サーフ&マウンテンの楽園を探しに南米パタゴニアの地へ。彼らの人生を大きく変えた究極のロード・トリップは持参した16ミリのカメラが記録していた。
そして今、2人の残した映像に魅せられたアメリカ人青年が彼らの足跡をたどって追体験の旅を試みる。異国の地で自然とともに生きる人々と出逢い、歴史や生活を学びながら、パタゴニアの高峰コルコバト山を目指した。はたして彼は頂上に立つことができるのだろうか。そして旅の終わりに何をみたのか。

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