神の子どもたちはみな踊る

阪神淡路大震災をモチーフにした短篇集。書店で並んでいたので何気なく手にとってみた本です。実際に起きた地震をフィクションと絡ませて描いているのですが、どの作品も物語の構成が薄っぺらい気がしないでもない。でも、それが村上春樹なのだと言われるとそうなのかもしれない。そのなかでも「かえるくん、東京を救う」は面白かったと思う。かえるくんは忙しい我々の日常生活のメタファー。現実を逃避すると白昼夢のようなことが起こってしまうのだと。でも、最後はすべてを受け入れることが大切だみたいな話ではありますが。とにかく、かえるくんがいい味出していたのです。

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