AppleとSONYは何が違うのか?

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AppleがiPod nanoを発表した日、挑戦的にもSONYが発表した新製品「ウォークマンAシリーズ」は期待はずれだったという意見が多かったようですね。個人ブログのみならずニュースサイトなどでも酷評が目立ちましたが、なぜSONYのやることがこうも裏目に出てしまうのでしょうか。

AppleとSONYは何が違うのか?
一般論的ではありますが自分なりに考えてみました。

まず1つめはオリジナリティの欠落です。下の写真を見てください。上がAppleで下がSONYです。今回発表された「コネクト戦略」とはAppleのやってきたことの物真似なんでしょうか?原因は自信の無さなのか、それともモノ作りを忘れてしまったからなのか…。「NW-A3000」にいたってはiPodというよりRioのCarbonにソックリですけどね。期待して発表会を訪れた人はさぞかしガッカリしたことでしょう。

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一番左からAppleのiTunes、iPod nanoの製品パッケージ、iTunes Music Card。

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こちらは左からSONYのConnect Player、ウォークマンAの製品パッケージ、Mora Music Card。

そして2つめはスピード感のなさです。これだけの内容を発表しておきながら、新ウォークマンなどの製品出荷は11月20日、WMA対応も12月とかなりのタイムラグがあります。対するAppleの新製品は発表と同時に発売開始でした。これでは新ウォークマンが市場に登場する前に勝敗がついてしまうことでしょう。そもそもコネクトカンパニーが結成してからそれなりに時間はあったと思いますが、その集大成がこれではいただけません。この先ライバルより一歩でも先駆けていかなければ、市場をリードするなんてことは難しいと思います。

そして3つめはデザインです。
表面的なデザインにおいてもSONYはカラーや形状が変わり過ぎ。とてもじゃないけどデザインからはアイデンティティもへったくれも感じられないというのが正直な感想です。プロダクトデザイン的にはもっと問題アリですね。iPodは一度操作方法を覚えてしまえば、どのシリーズを通してもきちんと操作出来ると思います。(3Gは例外)これは間違いなく統一的に採用されている操作部のおかげで、ユーザビリティに基づいて設計されたiPodの「使いやすい」という操作感はユーザー経験としてどんどん蓄積されていくのに対して、SONYは毎回ゼロからのやり直し状態。これは致命的なミスだと思います。

SONYがAppleのビジネスモデルを真似てみても、それ以上のモノは生まれてこないわけで、SONYが新たなパラダイムを求めるならばそれを壊さなければいけないのです。しかし、今のSONYに必要なのは自らの存在意義を再認識するかのような「コネクト戦略」なんかではなく、しっかりとユーザーエクスペリエンスに根ざした「モノ作り」をしていかなければいけないのではないかと思います。

以上、辛口でしたがSONYへ愛をこめて。

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